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うつ病の原因は体内への酸素の取り込み不足?! [うつ病]


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身近な人の死などが、ストレスになることが多くあります。

そして、気分が落ち込んだり、疲れが取れなくなったり、眠れなくなったり、生き甲斐がなくなったり、喜びを感じなくなったりしますし、興味を持てる物がなくなることもあり、何にも手が付かない状態になり、イライラすることが多くなり、不安感が募るなどの症状が見られるようになります。


このような症状から、食事が喉を通らなくなることがありますし、呼吸が浅くなることもあるようです。

また心配事や不安な事があると、呼吸も早くなりますから、ハアハアと言った苦しい症状も見られるようになりますし、寝付けなくなることもあります。


ストレスと酸素

呼吸が浅くなる状態では、体内の酸素が通常よりも極めて少なくなっていると考えられます。


体内に取り込んだ全酸素の25%ほどの量が、脳が消費していると言うことですから、ストレスを受けている状態では体内の酸素が不足すると共に、脳の酸素も少なくなっていると考えていいでしょう。


さらに体内に取り込む酸素が少なくなると、ドーパミンもセロトニンもノルアドレナリンも、働きが低下すると言われております。


ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンは神経伝達物質としてご存知の方は多いと思いますが、この3つの脳内ホルモンはうつ病との関りが深いのです。


< ドーパミン >

ドーパミンは、食欲や意欲、快楽、性欲、探求心などの機能を担う脳内ホルモンになりますが、過剰に分泌が繰り返された場合には様々な依存症を誘発する可能性があります。


< セロトニン >

セロトニンは、精神を安定させると共にストレスを軽減させる役割を担っていることから、幸せホルモンとも言われている脳内ホルモンですから、分泌量が多ければ幸せ感に包まれることになります。


< ノルアドレナリン >

ノルアドレナリンは、交感神経の伝達物質の一つで、末梢血管を収縮させて血圧を上げる働きがあります。人体がストレスを感じた時に放出されますが、多くなるとイライラ感や不安感に繋がるようになります。


このように3つの神経伝達物資には、それぞれの役割を担っており、十分な酸素が体内に取り込まれていれば、役目を果たすことができるのですが、酸素が不足している場合には十分機能しないと言うことになるでしょう。


そして、3つの脳内ホルモンがバランスよく働けば脳機能は正常に保たれるのですが、ストレスや過労が引き金となり、脳内ホルモンは減少してしまい、うつ病を発症することになります。

その結果、気分が落ち込んだり、疲れが取れない、眠れなくなったり、生き甲斐がなくなったり、喜びを感じなくなり、興味を持てる物もなくなり、手が付かない、イライラすることが多くなり、不安感が募ると言ったうつ症状が見られるようになってくると考えられます。


人間は空気を吸わないと生きてはいけませんね。

空気の中の酸素が十分満たされていないと、酸素不足になります。

空気を吸っても酸素が不足すると呼吸困難に陥り、死に至りますが、体の様々な器官も機能を停止することになりますから、壊死していくでしょう。


壊死しないまでも、機能の低下は免れないことになると考えると、正にストレスを受けて呼吸が浅くなっている状態は、酸素を体内に十分取り入れていないことになりますから、脳機能が縮小したり、停止せざるを得ない状況になると言えるでしょう。


突然ですが、慢性呼吸不全をご存知でしょうか?


慢性呼吸不全

慢性呼吸不全をご存知の方は少ないと思いますが、この病気はチョット歩いても息切れがしたり、階段を歩いてもすぐに息が切れる病気になります。

そして、息切れの原因は・・・。

そうです。
酸素不足なのです。

この慢性呼吸不全の代表的な病気名は、慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)になり、酸素を取り込む機能が低下している病気なのです。

そして、この病気に罹る人はタバコを吸う人、喫煙習慣がある人に多いと言うことです。


慢性呼吸不全になるとうつ病に罹りやすい

タバコを吸う人はうつ病に罹りやすいと言う報告がありますが、実はこの慢性閉塞性肺疾患に罹るとうつ病に罹りやすいと言う報告もあります。


タバコが酸素の取り入れを阻害していますし、慢性呼吸不全と言う病気そのものが酸素の取り込み機能の低下ですから、共に酸素が体内に十分供給されていない状況と言うことができます。


つまり、酸素が体内に十分供給されない場合には、うつ病を発症する危険があると言うこともできるのです。


このようなことから熟慮しますと、空気を取り入れられる、酸素を十分体内に取り入れることができれば、脳の機能が回復する可能性もあると言うことになり、うつ病が改善する可能性もあると言うことになるでしょう。

もちろん十分な酸素を取り入れていれば、うつ病の予防になるのは言うまでもありません。


事実、うつ病の患者さんに酸素カプセルに入って頂き、たくさんの酸素を体内に取り込ん場合には、うつ症状が緩和されたという報告が多数出されています。


それでは、どのようにすれば効果的に酸素を体内に取り入れることができるのでしょう?


酸素を体内に入れるには?

酸素を体内に取り入れるには、腹式呼吸が気軽にできると同時に、効果が認められている方法と言って良いでしょう。


腹式呼吸と有酸素運動を併せて行うと、うつ病が改善できると言うアメリカのラトガース大学の研究報告があります。


● 腹式呼吸とウォーキングをする

緊張がうつ病の引き金になる場合もありますが、逆に緊張を解きほぐすことでうつ病が改善する可能性も否定できないのです。


・腹式呼吸には緊張を解くリラックス効果が認められおり、うつ病を改善することも十分可能と考えるのです。


腹式呼吸は空気を鼻から吸い、口から吐き出す呼吸法ですから、それほど難しくはないのですが、肩で呼吸をしてしまうことがあると、胸呼吸になりますから、効果は無くなると考えた方が良いでしょう。

最初は1日5~6回、慣れてきたら20回ほど、ご自身の体調に合わせて行うと良いでしょう。


・ウォーキングは危険の少ない有酸素運動ですから、いつからでも始められますが、体調の悪い時は中止することが重要です。

ご自分のペースで1日30分ほどを水分補給後に行うようにしますが、散歩では無いのですからダラダラ歩かないことです。

慣れるまでは、1日10分ほどの早歩きを週4日ほど歩きます。

さらに慣れてきたら、1日30分まで時間を延ばして週4日歩きます。

最終的には毎日30分、歩くようにすると良いでしょう。


この腹式呼吸とウォーキングの目的は、うつ病の改善のためですから、ダイエットでもなく、体力を付けることではありません。

後々、体力は付いてきますが、目的をはき違えるとうつ病の改善は遠のきますので注意してください。


最後に


うつ病の原因はいろいろあるようですが、調べていると酸素が体内に取り込めていないと言うことが分かります。

慢性呼吸不全を患うと、うつ病を発症する頻度が高くなる、さらにうつ病になると慢性呼吸不全を患いやすいと言うことからも、うつ病の発症には酸素が大きく、深く関わっていると考えられるのです。

腹式呼吸とウォーキングを行うことで、うつ病の改善は望めると考えます。


うつ病が治る予感!「うつ病改善マニュアル」





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