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砂糖の摂り過ぎでうつ病? [うつ病]

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甘い物は好きでしょうか?

スイーツやクッキーは勿論のこと、せんべいにも甘い砂糖が入っているようです。

さらに清涼飲料水などにも入っておりますから、お菓子を食べながらコーヒーでも飲もうとした時には砂糖まみれの状態になる可能性があります。

この砂糖は何から作られているか、御存知の方も多いのではないでしょうか?


砂糖とは

砂糖は原料によって、かんしょ糖、てんさい糖、やし糖に分けられますが、色によっても白砂糖、赤砂糖、黒砂糖に分けられます。


サトウキビから作られるのがかんしょ糖で、一番使われることが多い砂糖になります。

サトウキビから蜜を取って精製すると「精製糖」になり、「ショ糖」が主成分の上白糖やグラニュー糖、三温糖となります。


黒砂糖にはミネラル成分が豊富に含まれていますが、精製糖の上白糖やグラニュー糖には殆ど含まれてはおりません。

また三温糖には微量ながらミネラル成分は含まれております。

「キビ砂糖」という砂糖も見かけますが、この砂糖は黒砂糖から不純物を少し取り除いただけですから、ミネラルは若干残っているということに成ります。


このように砂糖は存在しているのですが、甘いものを食べてホットしたことがある方もおられるでしょうね。

実は、砂糖にはリラックス効果がありますから、砂糖の含まれているお菓子を食べた時にはこのような感じになるようです。

また、ストレスが溜まった時には「スイーツを食べてストレスを解消!」すると言う方もおりますが、これは砂糖のストレス解消効果があるためと思われます。


舌が感じた砂糖の甘み情報が脳へ伝達され、脳は「セロトニン」と「エンドルフィン」を分泌するんですね。

この2つの物質がストレス解消に貢献すると言うことになり、リラックス感を与えてくれると言うことになります。


セロトニンは「幸せホルモン」として良く知られておりますが、エンドルフィンも神経伝達物質であり、「脳内麻薬」と言われているのです。



つまり、砂糖を摂った時には真っ先に甘みを舌が感じ取り、脳からは幸せホルモンと脳内麻薬が分泌されることになりますから、脳は常に砂糖を要求して精神の安定を図ろうとし、お菓子類を要求し続けることになります。

ですから、お菓子を食べると癖になり、いつもお菓子を食べたいと思うようになります。

そうです、麻薬に匹敵するのが砂糖であり、砂糖が含まれる菓子類を食べるとエンドルフィンが分泌されることになりますから、負のスパイラルに陥ることになってしまいます。


そして、甘い物を摂らずにいられない砂糖依存症になってしまうのです。

何度も言っておりますが、砂糖を摂ることでエンドルフィンば分泌される、中毒症状が起こると言うことになるので、否応なく砂糖依存症を発症することになるのです。



砂糖依存症

お菓子だけではありません。

清涼飲料水にも砂糖が入っておりますから、菓子類を制御したとしても、糖分の入っている飲み水を飲んだ場合はお菓子を食べたのと同じ量の砂糖を摂ったのと変わりがなくなります。


砂糖の含まれているお菓子を食べることでセロトニン、エンドルフィンが分泌され、安堵感に包まれてしまうことでお菓子を手放せなくなり、砂糖依存症になると述べましたが、血糖値の面からも依存症に陥りやすくなるようです。



砂糖依存症と血糖値

ケーキやお菓子などの食べ物の糖質を摂ると、消化酵素によって分解され、ブドウ糖に変わります。

そして血糖値は急上昇することになります。

血糖値が上がると、血糖値を下げるインシュリンが一気に分泌されますので、血糖値は急低下することになりますから低血糖になってしまいます。

低血糖になると、脳は糖分を摂取して血糖値を上げるように指示を出します。

中毒性も持ち合わせています。

このようなことから、砂糖が含まれているお菓子を摂ったにも関わらず、空腹状態でもないのに繰り返し甘い物を欲しがる状況になるのです。


このようなことで砂糖依存症に陥ってしまうのですが、砂糖依存症はうつ病を発症させるリスクもあるのです。



砂糖依存症の症状

砂糖が含まれている食べ物はたくさんあります。

そして、砂糖が含まれているとは知らずに食べているものも非常に多いのです。

もし、次のような症状が見られた場合には砂糖依存症の可能性があります。

・甘い物を食べないとイライラして落ち着かない!


・ストレスを感じると甘い物が欲しくなる!


・チョコレートや飴を持ち歩いて食べている!


・疲れやすく、甘い物を食べると元気が出る!


・短い時間の仕事で、めまいや立ちくらみが出る!


・集中力が無くなった!


・頭痛がするようになった!


・怒りっぽくなった!


・手足が冷える!


このような症状が砂糖依存症の方には見られます。

これはビタミンB群、カルシウム不足からくる症状に他なりません。


先ほども触れましたが、糖質は消化酵素によってブドウ糖に変わり、エネルギー源となるのです。

そして、消化の際に必要となるのがビタミンBであり、カルシウムなのです。

ところが甘い物をたくさん摂ると、消化のためにビタミンBやカルシウムが大量に必要となって来ます。

そうすると、体内ではビタミンBやカルシウムは不足してしまいますから、身体に様々な悪影響が生じてきます。


その影響が先ほど述べた中毒性も持ち合わせています。砂糖依存症の症状となって現れて来るのです。


さらに砂糖依存症は、うつ病も発症させる危険があるのです。



砂糖依存症とうつ病

男性のうつ病と女性のうつ病を比較すると、女性の患者さんは男性の患者さんの2倍も多いのです。

この原因は、男性よりも女性の方が砂糖の含まれている食べ物を好む傾向があると言うことにもなるでしょう。

そして先ほど述べましたように、甘い物を摂っては血糖値が急上昇し、血糖値が上がってはインシュリンが一気に分泌され、今度は血糖値が急降下してしまいます。

つまり、血糖値がジェットコースター状態になりますから、身体の不安定、精神の不安定も加わり、うつ病を発症するリスクが高くするのが砂糖の摂取と言うことになるでしょう。


さらに菓子類には小麦粉を使っていることが殆どですから、グルテンが入っていることになります。


グルテンが入っておれば腸管壁浸漏症候群が発症する危険がありますから、さらにうつ病を発症する可能性が高くなります。
(腸管壁浸漏症候群がうつ病の原因の一つと言われている)

このようなことから、砂糖が含まれているスイーツ、ケーキ、お菓子などをセーブしなければ、うつ病をはじめとする様々な症状が現れて来ると言うことになります。



砂糖依存症から抜け出す!

砂糖依存症から抜け出すには砂糖が含まれている菓子類を控えることが重要ですので、次のようにすると良いでしょう。


・甘い物を周囲に置かない!

身の回りに菓子類があると手が伸びてしまいますから、近くにはおかないようにします。


・空腹を感じても、菓子類は食べない!

お腹が空くと甘い物を食べたくなりますが、砂糖が含まれていそうな甘い物は口には入れないようにし、フルーツやドライフルーツ、サツマイモなどの自然の甘い物を食べるようにすべきでしょう。


・疲れを感じても甘い物に手を出さない!

疲れから抜け出すために甘い物が欲しくなるのは先述の通りですが、砂糖が含まれている甘い物を食べてしまうと砂糖依存症からは抜け出せませんから、お茶や無糖コーヒーなどを飲んで身体を癒しましょう。


・イライラしても甘い物に手を出さない!

イライラする時には甘い物を食べで精神の安定を図ろうとしがちですが、食べてしまったら元の木阿弥ですから、軽い運動やストレッチなどを行うことでイライラ感は減少するでしょう。


・ビタミンやミネラルの豊富な食事を摂る!

砂糖依存症に陥るとビタミンやミネラルが不足傾向になり、先ほどのような症状に見舞われることになりますから、砂糖が含まれている甘い物を控えながら、ビタミンやミネラルが豊富に含まれている食事に替えるようにしていくと、次第に脳は甘い物を要求しなくなるようになっていきます。


最後に

疲れては甘い物が欲しくなり、イライラしては甘い物を食べてしまうと言う繰り返しで砂糖依存症に陥ってしまいます。

砂糖にはリラックス効果やストレス解消効果がありますから、現代のような精神的ゆとりのない状況下では、どうしても安易に砂糖が含まれている菓子類に手を伸ばし、精神の安定を図ろうとしてしまいますが、中毒性も持ち合わせています。

その結果として、様々な症状が身体に現れ始めます。

その一つがうつ病と考えられますから、砂糖を控える食生活をしなければ、うつ病は更に酷い状態になると考えてもいいでしょう。


うつ病が治る予感!「うつ病改善マニュアル」






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